2010年6月9日水曜日

かあさん

さっき仕事のおつかいで某百貨店に商品券を買いに行きましたときのはな

商品券売り場で注文していたら
結構年を召されたご老女がいらして
カウンターの素っ気ない店員のお姉ちゃんに

「息子が先日亡くなって、息子の友人から香典を1万円貰ったから
商品券をお返しに贈りたいのだけど、相場はいくらだい?」

とご老人がおっしゃて
店員は素っ気なく

「半返しが主流ですので、5千円で如何ですか?」

と返したので、

「本当は全額返したいのだけど、全額返すのは逆に失礼かと思って。だか
ら間を取って8千円にしようかね。若い人だからモノを贈るにも何
を贈ればいいか解らないし、主人に相談して。。。」

というところで素っ気ない店員さんはバッサリ話を中断させ

「じゃあ8千円で御用意します」

と仕度を始めた
この段階で色々つっこみたかったけど、黙って話を聞いているとご老人が

「あと御茶も贈ろうかな。3千円位じゃ安すぎるかね?」

とおっしゃり始めたので、
素っ気ない店員さんは商品券売り場に置いてないものを注文されたせい
か、若干舌打ち気味に

「御茶は手元に無いんですよね?」

と、半分嫌味のように繰り返し聞いていた
見るに見兼ねたのか、物凄く怖そうな中年女性の店員が話に入ってきてご
老人の話を聞きながら、商魂剥き出しトークで御茶のカタログを広げてい

香典返し多過ぎるよ。とか
御茶の三千円は高い位だよ。とか
色々つっこみたかったけど、つっこみポイントがなんかせつなかった

だって。だって。
息子さんが亡くなられて寂しくて話を聞いて欲しいだけだと思うから。
最後に聞いたご老女の話は

「御香典をくれた人達はわざわざ家にきてくれて。息子も喜んでるだろう
ね」

だったよ。
小さなご老女は背中を丸めて更に小さく見えた

そのままその百貨店の1Fに行って
気が付いたらうちのかあさんのためにストールを買っていた
あたしの好きな青と水色のお花のだよ
なんも無い日にかあさんに物を贈るのは初めてだった

Love

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